春の海

新年によく耳にする「てん、てけてけてけてん、ひや〜」の作者。もっと昔からの伝統曲と思いきや、以外に新しい楽曲であった。これを盲人の作者が箏(こと)で作曲しているということにまず驚く。盲人ということでビジュアルのイメージは、最近読み終えた「鬼滅の刃」のお館様・産屋敷耀哉になってしまっている。そちらの感想もいずれこのブログに書くことにしよう。また、大正初期に飛行機で飛び回っているかのような朝鮮半島との往来や作家・内田百閒との交遊などがとても不自由なく行われているように感じられるのは、耳からの情報による文章描写がとても豊かであるからだろう。因みに内田百閒の晩年を描いた映画「まあだだよ」は私の恩師・加藤先生と重なる部分が多く、これもまた見返して感想を書くことにしよう。
さて、上記に脱線が多いのは、結局最後まで読み切れなかったからである。メロディアス・ライブラリーの新春一発目、未読にて視聴、それでも小川洋子氏の解説を頼りに本書のエッセンスは味わえた筈である。

らいふすてーじ

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