LIFESTAGE


 「LIFE」には様々な意味があります。生命、生活、人生・・・これは2001年にWHO総会で採択された国際生活機能分類(ICF)における領域と重なっています。この3つを分け隔てなく支えていくことは、医療でも介護でもなく「福祉」という言葉が担う大きな役割です。

  • 生命に やすらぎを(老若男女あらゆる生命が無事に安心して過ごせるように)
  • 生活に いろどりを(日常生活の彩々な場面で自分らしい選択ができるように)
  • 人生に かがやきを(一度きりの人生を最初から最期まで光り輝かせるように)


 「STAGE」とはその人の一生に巡る季節です。20代の私は暇さえあれば劇場に足を運び、書店で本を探し、酒場で先輩や友人と語り明かしていました。決して裕福ではありませんでしたが、かけがえのない季節を過ごしていました。美しい表現、新しい見聞、劇しい感動・・・こういったことに触れる機会がなければ、たとえ「健康で文化的な最低限度の生活」が与えられていても、それは私にとって充分な保障ではありません。ゆったりとした心のままに学問や芸術を深く味わうこと、これを論語集注では「優游涵泳(ゆうゆうかんえい)」と記しています。すべての人があらゆる季節で「健康で文化的で優游涵泳な生活」を送ることこそが、私の目指す幸せな社会の姿です。


 「LIFE」も「STAGE」も今日まで私が大切にしてきた言葉です。これまで出会ってきた人、そしてこれから出会う人へ、この2つの素晴らしさを伝えていくこと、守っていくことの使命を「らいふすてーじ」という名前に込めています。


らいふすてーじ代表 篠田英次